伊豆大島 マグロのジャンプ
7/20〜7/22 伊豆大島
3週連続のロケも終わり、一息ついたところ…逆6王子が伊豆大島へ行くらしいので、同行。月日が経つのは早いもので、
前回大島へ行ったのがなんともう6年前である。それまでは毎年のように伊豆大島へは行っていたので、大島の記憶は濃い。そんなに行ってないとは思わなかった。昨年の大雨で伊豆大島での自然災害があったため、東京都から助成金が出ていて、宿に安く泊まれるというのも、行く動機のひとつであった。
今年は台風が多く、どうなるかやきもきしながら過ごしていたが、ちょうど台風の合間のような期間に行くことになった。今回は車で熱海まで行き、熱海からジェット船で向かう。大島では釣り客大歓迎のレンタカー「
モービルレンタカー」で車を借りた。逆6王子は何度もお世話になっているようである。このレンタカー屋、とってもオススメなので、是非利用していただきたい。先ずなんと言っても安い。そして釣り専用車というのがあり、コマセや魚で汚してOK! そしてなんと無料でペットボトル氷をくれるという大サービス付き。なんかロボットっぽい変わった感じの店員が対応してくれるのも笑える。もちろん人間だけどw
初日。大島と言えば「赤岩」。借りた車にちょっとしたトラブルがあったが、民宿へ荷持を置いて、そのまま赤岩へ。少し風が強かったが、あちこち見て回る時間も無いので釣りの準備をして磯へ。正面向きは西風が強すぎて釣りにならず、左側のワンド方向への釣りになった。
けっこう荒れてます
東向きのワンドでも釣りづらいほどの風だが、なんとかウネリを躱せて安全に釣りができる。トップから初めてジグミノーで上の方から探るが反応無し。そこで足元近くに沈めてジャカジャカと表層へ巻いてくると…
ちびっ子が飽きない程度に釣れました。
王子は沖合で何かいいサイズの魚のバイトがあった様子。しかしそれきりで、初日は終了。
2日目。まだ西風が残っている様子だったので、大島、西側の磯へ。自分は西側の磯で竿を出したことが無かったが、王子がよく知っているヒラマサが釣れたという磯へ案内してもらった。案の定、西側はベタ凪だったが、頭上の高い山から風が吹き抜けており、沖合は白波が立っている。朝、明るくなって少し経った頃、デコポップスリムを引いていると、バイト! もう一度同じラインをトレースすると魚が乗った! けっこうなスピードでのファーストラン。いいサイズのカンパチだ! 久々に竿が大きく曲がる…が、そこに大きなブレイクがあった。「あっ!」とスプールにブレーキを掛けた瞬間、あっけなくラインブレイク。PEは5号。そんなに簡単に切れる筈もなかったが、やはり水中のブレイクに擦ったようだった。その後も何度かルアーの近くで気配があったが乗らず。
粘っていると、沖合いの白波に混じってボイルのようなものが見える「気がする」。最初は遠くてハッキリしなかったが、段々と近づいてきてその正体が判明した。10〜20kgはありそうなマグロ! そのうちハッキリと空中をポーン!ポーン!とジャンプするようになり、段々と近づいてきた。興奮しながらルアーを投げ続けていると、2度ほど急接近。岸から30〜40mほどでボイルが出たが、さすがにヒットはしなかった。
お昼は暑いので小休憩。夕方から今度は北西の磯の様子を見に行く。磯の様子を下見すると、ベイトっ気がものすごい。小さな魚が沢山見えた。今回周った3箇所で一番である。竿を出すと、潮が良い感じに沖へ払いだしており、流れがかなり早い。小さいカンパチらしき魚がチェイスしてきたが乗らず。他に気配は無いようだった。
3日目。最終日はようやく西風が収まったが、昨日のマグロの飛ぶ光景が忘れられず、朝イチは暗いうちから西側の磯へ。王子がイサキをエサで狙うがどうも食いが悪いらしい。明るくなってハナレへ渡ると、どうも昨日より水温が1度以上、下がっているように感じる。ウェットスーツなどで海に入っている人ならば、1〜2度の違いはすぐわかると思う。案の定、今日は反応無し。7時過ぎ、思い切って見切りをつけ、東側の赤岩へ。
少しウネリはあるものの、ようやくまともに釣りが出来る状況になっていた。王子は右端へ、自分は左端へ。
しばらくやっていたが、ショゴは釣れるものの、大物は追ってこない。
王子の居る右側へ行くと、ヒラマサのチェイスがあったという。実際、少しルアーを投げていると、大きな影がルアーを追ってくるのが見えたが、どうにもやる気のない様子。こういう魚は経験上、けっこう難しい。理由はわからないがルアーを遠巻きに追ってくるだけで、襲う気配が全くないのだ。
お昼近くまで投げたが、結局ショゴが釣れたのみ。
夏のプチ遠征が終わった。
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