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2013年04月21日

四国最果ての地

取材で高知に行くことになった。最近忙しくて釣行する時間も無いがせっかく高知まで行くのだからと1日だけ時間を捻出。ちょっと足を伸ばして四国・高知県の南西にある、鵜来島(うぐるしま)へ行ってきた。

色々事情があって、ロケ最終日、高知南国市のホテルに戻れたのは23時前。渡船が4:30出船なので2時間ほどしか寝れずにレンタカーで宿毛へ向かった。前日予約した渡船、オレンジ船長の扇丸は専用駐車場が無く、電話で聞いたが関西弁のせいか何を言っているのかイマイチわからず。片島磯釣りセンターで車の止められる場所を聞いたら渡船組合の無料駐車場を教えてくれたのでそちらへ止めた。歩いてすぐなんだけど、けっこうこの距離を嫌ってる人が多い?ようだ。乗船名簿を書く場所など見当たらないので、オレンジ色の船の前にいる人に話しかけてみると、扇丸に乗るルアーマンだった。あとでわかったのだけど、この人が扇丸で唯一のルアー客だった。少し話したら「今日の磯割り"丸サゲ"周りはハエ根が多くてあまりよくない」と言っていた。明らかに常連客である。

四国最果ての地

とりあえず船に乗り込み待っているとしばらくして人数を数えて出船。30分弱で鵜来島に到着して泊まり客を乗せ、水島群礁へ。磯割りは"丸サゲ"である。船は神子元島のブラックエンゼル磯治丸より少し大きい感じでスピードも少し出るようだ。ものすごく速い。

一応、磯割とか磯の名前とか基本的なことは調べてきたものの、地形とかはまるっきりわからないので、成り行き任せ。大方の客が磯に乗ったあたりでミヨシの方へ行くと中乗りさんが話しかけてきたので、「ルアー! 何もわからないのでどこでもいい!」と伝えると、勝手に決めてくれた。先刻話したルアーマンを"ナガバエ"という所に乗せ、自分が最後の最後に"西のハナ"という場所に乗せてもらった。「ここは一番水深があって、30mくらい投げると水深40m。最近ジグでも当たりだしててベイトがキビナゴで小さいから80~120gのジグがええよ。朝はトップとかシンペンな!がんばって!」最後だったせいか中乗りさんにアドバイスまで貰って磯に乗った。色々わけがわからず手探りで一人でやってきて、やっと磯に乗った…この時は、心底ほっとしたw

四国最果ての地
沖にポツリと見えるのが"丸サゲ"。潮通しは良さそうだけど足場が高いのでルアー向きで無いかも…。

 天気予報では朝のうち北風でお昼前から東の風がけっこう強くなりそうだった。できれば西向きの磯に乗りたいと思っていたので、思い通りの磯に乗れた。しかも実績の良い磯とあれば、ひとまずいいカンジできていると思った。

四国最果ての地
この"西のハナ"は足場も良くて釣りし易い。ここなら多少波っけがあっても釣りし易いだろうな…。

 ぱっと見た感じそんなに潮は流れていない。北風が思ったよりも強く、表層だけが少し流れているような感じ。潮はまあまあの透明度ですごく良さそうな感じだが、普段来てない場所なのでなんとも判断がつかない。場所柄、普段はもっと青いんじゃなかろうか? そんな感じがした。

 とりあえずトップやシンペンを引いたが全く反応無いのでジグに。100gのジグを沈めてみるが、すぐに底が取れて、真っすぐ帰ってくる。全く潮が動いてない…。携帯をいじったり休み休みやっていると9時頃、ようやく潮が動きだした…といっても底は簡単に取れるし、たいして流れていない。扇丸が弁当を届けにきたので、「やっと潮が動き出した」と伝えると、うんうんと首を振っていた。よし!これからか…と思ったら、また潮が緩んでしまった。…全然動かないガーン。そして10時頃から予報通り東の風が吹いてきた。自分の居る"西のハナ"は東西に伸びた磯のちょっと削れた部分なので、横風が吹いてはくるものの、直接は当たらない感じである。背後は高い崖になっており、頂上へ上ると反対側は絶壁で、もう一人のルアーマンの様子や、有名な"グンカン"も見えた。

四国最果ての地

グンカンはザバザバと波しぶきを被っていて辛そうだ。12時頃、2度めに見た時は、ルアーマンは撤収して寝ていた。

四国最果ての地

 13時過ぎ…相変わらず潮は動いてなかったが、ラストスパートだと思って竿を振っていると岩陰から突如、扇丸が登場。荒れ過ぎで早上がりするとのことで、急遽荷物を片付けて撤収。船に乗り込むともう一人のルアーマンが「どうでした? やっぱあかんかったか…。全然潮が動かなかったもんなぁ。これだけ動かないのも珍しいわ。速い時は300gでも底取れんから。」となんだか安心したように語りかけてきた。やっぱりそうか…そうなんだ…運が無い。ちなみに自分が渡船したのは4/20だが4/22の渡船宿のブログに、「水温18.0℃ 水温がえらい下がったなぁ~」とあり、青物もパタリと釣れなくなってしまった様子。なんてこったガーン

 帰りの船はウネリがある海をもの凄いスピードで飛ばすもんだから、ブラックエンゼルの比ではないくらい揺れた。それでもけっこう寝てる人が多かったが…。船を降りると、船付き場におばちゃんが居て、そこで料金を払って渡船終了。ツイッターを見るとうどん県の使者がすぐ近くでアジングをしているというので探すと…あった。赤いフェラーリがw 

 へなちょこ"ヨッシー”さんと2年ぶり?の再会である。宿毛の「ららぽーと」という店でヨッシーさんが持ってきた愛媛〜高知の地磯マップをみながら夕食。四国で釣れるブリ〜ハマチは関東と全くプロポーション/重量が違い、味も段違いに美味しいという…羨ましい。その後自分は近くの温泉へ。
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ヨッシーさんによると、愛媛と高知のちょうど中間くらいのエリアにキビナゴが沢山居て、ハマチが釣れているようだったが、飛行機の時間を考えると微妙なので、少し高知市方面へ戻った四万十へ行くことにした。夜には四万十のフイッシング中村で合流し、朝は四万十川河口の磯に入ってみたがウェットスーツでもないとやりにくい感じの磯だった。
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四国最果ての地

ヨッシーさんと別れて憧れの四万十川へ。小学生の時、NHKのドキュメンタリーを見て、ずっと行ってみたいと思ってた。あの番組から30年は経過しているわけだが、この河は変わりないのだろうか…
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午後15時のの飛行機で帰宅。
結果は残念だったけど、久々に"自分で"釣りができてリフレッシュしました。
(※毎日のように人の釣りを見てますのでねw)



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 サタン岬 (2015-06-29 20:00)

Posted by DotDotDash.., at 00:00│Comments(0)四国
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