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Posted by naturum at

2015年06月29日

サタン岬

6/26〜28
愛媛県の佐田岬へ。

釣りの仕事で意外とよく来てるのが愛媛県だ。今年も2度め、バスの取材で香川〜広島へ来た。ソルト取材の場合、過密スケジュールなので仮にロケ後に別行動が取れたとしても到底釣りになど行く気にならない。今回はバス釣りの取材なので日没には絶対に終わる。そこで取材後に遠征しに行くことに決めた。場所は愛媛県の佐田岬。以前、関東にいたヨッシーさんが里帰りし「関東では考えられないような丸々太ったイナダ・ブリが釣れる」と聞いていた。APIAのテスター、橋本健二氏の地元でもある。ちなみに四国のショアジギは以前、高知県の宿毛から渡船で鵜来島に渡ったことがある。この時は、本当に潮が動かなくて、他の釣り人も何も釣れないほど酷い日に当たってしまった。「今度こそ四国で青物を!」という気持ちもあった。

バスの取材は、比較的楽だとはいえ、やはり3日ブッ通しで釣りに付き合うのは結構体力を消耗するものである。以前ならロケが終わったその日のうちに移動するところだったが、今回はしっかり寝て休み、翌朝から移動。遅めに起きてウドンを食べてから、レンタカーで愛媛県の八幡浜を目指した。ちょうど3日ほどの旅程になるので、まさにルアマガソルト連載のアウェイの洗礼と同じくらいの期間だ。(アウェイの洗礼はメチャクチャきついが…)

香川県の坂出を出たのが午前9時。八幡浜まで200Km。自宅から南伊豆の先端まで150kmほどなので、そこそこ遠い感じである。


ちょうどホテルの隣に評判のウドン屋があったので、朝からウドン。ロケ中うどんばかり食っていて飽きた筈だったが…意外と旨かった。

15時前に八幡浜のホテルに到着し、そのまま佐田岬へ。ひょろひょろと長い佐田岬。先端までは車で50分ほどかかるという話。先端まで行っていると日が暮れてしまうので、途中の「見舞崎」という所へ。磯への行き方は全くわからないが、ポイント紹介で磯はよく出てくるので、おそらく有名な磯なのだろう。灯台の周辺を見回すと、すぐに海へ降りて行く釣り人道を見つけた。ロープも沢山ぶら下がっており、メジャー磯であることが伺える。

10分〜15分ほどかけて降りてみる。伊豆ならわりと楽なエントリーに入る部類の磯。


ものすごく良さげな雰囲気です…

試しにジグを投げて見ると、けっこう深い。段差のようになっていて手前は20m無いくらいに感じたが、フルキャストすると場所によっては30m以上ある感じ。面白い! トップなども投げたが全く魚っ気がないので、次の磯へ。


こちらも雰囲気は最高。

どこの磯かわからなくなってしまったが、こちらはいかにも観光地って感じのエントリーで、岬の先端で釣り人道に入る。伊豆で言ったら南伊豆の馬の瀬みたいなところで、高さもない。遊歩道を歩いていけるので楽々行ける。あちこち行って思うのだけど、伊豆ほどエントリーが大変な地域ってそれほどないなと思う。こちらも大きなワンドを抱えるような岬の先端で、さっきの磯よりも潮が速く流れていた。しかし、聞いていた話では「激流」「100gじゃ全然底が取れない」って話だったから、流れていないほうなんじゃないかと思われる。
だが全然魚っ気がない。けっこう小さいルアーや、インチクなんかも投げてボトムをネチネチ探ってみたりもしたのに根魚1匹釣れない…。
3箇所を見て回ったが、夕暮れになり、撤収。





翌朝は、雨の中、昨日下見した見舞崎の磯へ。しかし今日も全く反応がないし、日曜日なのに誰も来ない。カマスだか何かが足元付近で跳ねたが、それっきり…。速攻で見切りをつけて2番目の磯へ。こちらもたぶん超メジャーポイントなのに、誰も居ない。8時過ぎになってようやく真鯛狙いというカゴ釣りの人が1人現れた。でもそれだけ。相変わらず、何の生命反応もない。10時過ぎまでありとあらゆる手を尽くしたが、あまりの反応の無さにギブアップ。いやあ…釣れない。アウェイって大変です。。。。

お昼ご飯を食べて、磯や漁港など、ポイントを何箇所か見て回ったが、午後から爆風になってしまい戦意喪失。当然、釣り人も全く居ないので、情報も得られず。

早めに宿に帰り、夜中に宿をチェックアウトし、先日、アウェイの洗礼の取材で訪れた川の様子を見に行った。


相変わらず全く釣れそうな様子がない愛媛の肱川河口。

最後に、「アウェイの洗礼」でシーバスをバラした人がいた松前の堤防へ。ここでシーバス狙いの人に何人か会って話をしていたら、偶然にも前日に佐田岬へシイラ狙いで行ったという人に会った。違う磯に入ったようだったが、全く反応が無かったらしい。そりゃそうだろうな…と思うほど、魚っ気は無かった。

結局、この翌週に再び"アウェイの洗礼・リベンジ篇”の取材に行ったのだが、香川県の有名人、濱本さんによると、「愛媛の西のエリアはしっかりしたベイトが入る秋が良い」ということらしい。シーバスに限らず、青物もたぶんそうだ…。詳しくは「アウェイの洗礼EXTREME 大野ゆうき in愛媛県」でも見てください。

四国の青物…難しいです。  

Posted by DotDotDash.., at 20:00Comments(0)四国

2013年04月21日

四国最果ての地

取材で高知に行くことになった。最近忙しくて釣行する時間も無いがせっかく高知まで行くのだからと1日だけ時間を捻出。ちょっと足を伸ばして四国・高知県の南西にある、鵜来島(うぐるしま)へ行ってきた。

色々事情があって、ロケ最終日、高知南国市のホテルに戻れたのは23時前。渡船が4:30出船なので2時間ほどしか寝れずにレンタカーで宿毛へ向かった。前日予約した渡船、オレンジ船長の扇丸は専用駐車場が無く、電話で聞いたが関西弁のせいか何を言っているのかイマイチわからず。片島磯釣りセンターで車の止められる場所を聞いたら渡船組合の無料駐車場を教えてくれたのでそちらへ止めた。歩いてすぐなんだけど、けっこうこの距離を嫌ってる人が多い?ようだ。乗船名簿を書く場所など見当たらないので、オレンジ色の船の前にいる人に話しかけてみると、扇丸に乗るルアーマンだった。あとでわかったのだけど、この人が扇丸で唯一のルアー客だった。少し話したら「今日の磯割り"丸サゲ"周りはハエ根が多くてあまりよくない」と言っていた。明らかに常連客である。



とりあえず船に乗り込み待っているとしばらくして人数を数えて出船。30分弱で鵜来島に到着して泊まり客を乗せ、水島群礁へ。磯割りは"丸サゲ"である。船は神子元島のブラックエンゼル磯治丸より少し大きい感じでスピードも少し出るようだ。ものすごく速い。

一応、磯割とか磯の名前とか基本的なことは調べてきたものの、地形とかはまるっきりわからないので、成り行き任せ。大方の客が磯に乗ったあたりでミヨシの方へ行くと中乗りさんが話しかけてきたので、「ルアー! 何もわからないのでどこでもいい!」と伝えると、勝手に決めてくれた。先刻話したルアーマンを"ナガバエ"という所に乗せ、自分が最後の最後に"西のハナ"という場所に乗せてもらった。「ここは一番水深があって、30mくらい投げると水深40m。最近ジグでも当たりだしててベイトがキビナゴで小さいから80~120gのジグがええよ。朝はトップとかシンペンな!がんばって!」最後だったせいか中乗りさんにアドバイスまで貰って磯に乗った。色々わけがわからず手探りで一人でやってきて、やっと磯に乗った…この時は、心底ほっとしたw


沖にポツリと見えるのが"丸サゲ"。潮通しは良さそうだけど足場が高いのでルアー向きで無いかも…。

 天気予報では朝のうち北風でお昼前から東の風がけっこう強くなりそうだった。できれば西向きの磯に乗りたいと思っていたので、思い通りの磯に乗れた。しかも実績の良い磯とあれば、ひとまずいいカンジできていると思った。


この"西のハナ"は足場も良くて釣りし易い。ここなら多少波っけがあっても釣りし易いだろうな…。

 ぱっと見た感じそんなに潮は流れていない。北風が思ったよりも強く、表層だけが少し流れているような感じ。潮はまあまあの透明度ですごく良さそうな感じだが、普段来てない場所なのでなんとも判断がつかない。場所柄、普段はもっと青いんじゃなかろうか? そんな感じがした。

 とりあえずトップやシンペンを引いたが全く反応無いのでジグに。100gのジグを沈めてみるが、すぐに底が取れて、真っすぐ帰ってくる。全く潮が動いてない…。携帯をいじったり休み休みやっていると9時頃、ようやく潮が動きだした…といっても底は簡単に取れるし、たいして流れていない。扇丸が弁当を届けにきたので、「やっと潮が動き出した」と伝えると、うんうんと首を振っていた。よし!これからか…と思ったら、また潮が緩んでしまった。…全然動かないガーン。そして10時頃から予報通り東の風が吹いてきた。自分の居る"西のハナ"は東西に伸びた磯のちょっと削れた部分なので、横風が吹いてはくるものの、直接は当たらない感じである。背後は高い崖になっており、頂上へ上ると反対側は絶壁で、もう一人のルアーマンの様子や、有名な"グンカン"も見えた。



グンカンはザバザバと波しぶきを被っていて辛そうだ。12時頃、2度めに見た時は、ルアーマンは撤収して寝ていた。



 13時過ぎ…相変わらず潮は動いてなかったが、ラストスパートだと思って竿を振っていると岩陰から突如、扇丸が登場。荒れ過ぎで早上がりするとのことで、急遽荷物を片付けて撤収。船に乗り込むともう一人のルアーマンが「どうでした? やっぱあかんかったか…。全然潮が動かなかったもんなぁ。これだけ動かないのも珍しいわ。速い時は300gでも底取れんから。」となんだか安心したように語りかけてきた。やっぱりそうか…そうなんだ…運が無い。ちなみに自分が渡船したのは4/20だが4/22の渡船宿のブログに、「水温18.0℃ 水温がえらい下がったなぁ~」とあり、青物もパタリと釣れなくなってしまった様子。なんてこったガーン

 帰りの船はウネリがある海をもの凄いスピードで飛ばすもんだから、ブラックエンゼルの比ではないくらい揺れた。それでもけっこう寝てる人が多かったが…。船を降りると、船付き場におばちゃんが居て、そこで料金を払って渡船終了。ツイッターを見るとうどん県の使者がすぐ近くでアジングをしているというので探すと…あった。赤いフェラーリがw 

 へなちょこ"ヨッシー”さんと2年ぶり?の再会である。宿毛の「ららぽーと」という店でヨッシーさんが持ってきた愛媛〜高知の地磯マップをみながら夕食。四国で釣れるブリ〜ハマチは関東と全くプロポーション/重量が違い、味も段違いに美味しいという…羨ましい。その後自分は近くの温泉へ。


ヨッシーさんによると、愛媛と高知のちょうど中間くらいのエリアにキビナゴが沢山居て、ハマチが釣れているようだったが、飛行機の時間を考えると微妙なので、少し高知市方面へ戻った四万十へ行くことにした。夜には四万十のフイッシング中村で合流し、朝は四万十川河口の磯に入ってみたがウェットスーツでもないとやりにくい感じの磯だった。




ヨッシーさんと別れて憧れの四万十川へ。小学生の時、NHKのドキュメンタリーを見て、ずっと行ってみたいと思ってた。あの番組から30年は経過しているわけだが、この河は変わりないのだろうか…


午後15時のの飛行機で帰宅。
結果は残念だったけど、久々に"自分で"釣りができてリフレッシュしました。
(※毎日のように人の釣りを見てますのでねw)  

Posted by DotDotDash.., at 00:00Comments(0)四国